2025/02/18 18:33
こんにちは!ニッセイ商会オンラインショップをご覧いただきありがとうございます。
今回は当ショップで販売中の「撥水交織ギャバジン」を使ってトレンチコートを作ってみましたのでご紹介します。









使用生地
(表地)
3.5m使用
(裏地)
2.5m使用
参考パターン
コートを縫おう。(著:かたやまゆうこ)
セットインスリーブトレンチタイプ(P22)
作ってみた感想
今回使用した生地は、縦にブラウンカラーの綿糸、横にブルーカラーのポリエステル糸を使用した交織生地で、見る角度によって色味が変化する玉虫調の光沢が特徴です。
ブラウンとブルーの糸が交わることで生まれる独特の風合いが、高級感を引き立てていると感じました。

また、しっかりとしたハリと程よい柔らかさを兼ね備えており、美しいシルエットをキープしながらも動きやすく、快適な着心地でした。
軽やかに羽織るだけでスタイリングが決まり、デニムやスラックスと合わせたカジュアルな着こなしはもちろん、ワンピースやタイトスカートと組み合わせることで、エレガントなコーディネートにも馴染んでいました。
さらに、撥水加工が施されているため、突然の雨にも対応でき、天候を気にせずスマートに着こなせるのも魅力のひとつです。

裏地にはジャガードヒョウ柄を使用しました。深みのある落ち着いたブラウンカラーが、表地の色合いとよくマッチしたと思います。ヒョウ柄といっても派手すぎることなく、ボタンを開けて着こなせば、動くたびにちらりと覗くヒョウ柄が程よいアクセントになり、さりげない遊び心をプラスしてくれました。
ジャガードヒョウ柄には、今回使用したカーキブラウンのほかにホワイトもあり、こちらもおすすめです。

製作時に気が付いたポイント
(表)撥水交織ギャバジン
ギャバジンは程よい硬さがありますが、ミシンでの縫製は問題なく進められました。ベルト部分や襟周りなど生地が重なり合う箇所でも、ミシンが止まることなくスムーズに縫うことができました。
また、綿がメインの生地なので、アイロンをかけることで折り目がしっかりつき、袖や裾の処理もスムーズに行えました。表裏ともにアイロンを中温でかけましたが、テカリが出たり伸びたりするダメージはありませんでした。
(裏)ジャガード【ヒョウ柄】
裏地に使用したジャガードヒョウ柄は薄く柔らかいため、形を整えるのが少し難しく、裁断時には歪まないよう注意が必要でした。
また、繊維が細かいため、縫い目をほどくと毛羽立ちが起きやすかったので、縫う箇所を間違えないように慎重に作業する必要がありました。こちらも表裏ともにアイロンによるダメージはありませんでした。
表地裏地で同じ糸の色を使用しても自然に馴染みますが、裏地の方が色が濃いため、糸の色を分けるとより自然な仕上がりになりました。
ぜひ皆さんもこれからの季節にぴったりのトレンチコートを作ってみてくださいね!